このページでは、「レジン」というものが一体何なのか?をご説明いたします。
レジンって、なに???
レジンとは、一言でいうと「樹脂」のことです。
その「樹脂」にも、自然界に存在する天然の物と、合成の樹脂があります。レジンは、合成のものになりますね。そして、その合成樹脂も、さらに2種類に分けられます。
①UV・LEDレジン・・・UVライトやLEDライトで硬化する
②エポキシレジン(2液性レジン)・・・2種類の薬品を混ぜて化学変化で硬化する
趣味・ハンドメイドで使うレジンは、大体この2種類かと思います。
仲間として、プラモデルやフィギュア制作で使うポリウレタンや、最近人気の「固まるハーバリウム」で使用するシリコンなどもあります。
UV・LEDレジン
では、①のUV・LEDレジンについてご説明します。
容器の中に入っているのは、トロトロとした、透明の液体。ちょうど液体のりやハチミツみたいな濃度ですね。
このままでは、アクセサリーにも何にも使えません。このトロトロの液体は、「UVライト及び太陽光」の紫外線か、「LEDライト」の光で固まります。
固まることを「硬化」と呼びます。固まらせるためにUVライトやLEDライトの光に当てますが、これを「照射」と呼びます。
照射する時間は、ライトのワット数やレジン液の各メーカーによって違いますが、数十秒から数分ですが、太陽光だともう少しかかります。硬化中は、熱が発生しますので気を付けましょう。
さらに、最近販売されているレジン液は、
・UVレジン液
・UV/LEDレジン液
の2種類があり、硬化できる光の種類に違いがあります。
「UVレジン液」と記載のあるレジン液は、UVライト、紫外線(太陽光)で固まります。
一方「UV/LEDレジン液」は、UVライト、紫外線(太陽光)とLEDライトで硬化します。
UVレジン液はLEDライトで照射しても固まらないのでご注意ください。UV/LEDレジン液は、その名の通りUVライトでもLEDライトでも、どちらを使っても硬化するので、「ハイブリット型レジン」と呼ばれることもあります。
エポキシレジン(2液性レジン)
ハンドメイド作家さんでも、細かい小さな作品を作る方はUV・LEDレジンを使う方が多いのですが、もう少し大きい立体的な作品、主に、お皿や器、オルゴナイトなどや、アクセサリーパーツを同じ形のシリコンモールドで大量生産したい時などは②のエポキシレジン(2液性レジン)を使うことが多いようです。
なぜかというと、大きい作品はUV・LEDライトを照射しづらく、光が届か居ない所は固まらず、「未硬化」の部分ができてしまう恐れがあるからです。それに、大量にレジン液を消費するのでUV・LEDレジンでは割高になってしまいます・・・。
ですので、大きい作品はエポキシレジンを使いましょう。
UV・LEDレジンは容器から出してそのまま使いますが、エポキシ系のレジンは2つの液体の薬剤、「主剤」「副材」を混ぜて使います。
混ぜる割合は、これもメーカーによっていろいろですが、大体は1対3か1対2かと思います。
2つの液体を混ぜた後は、ライトに当てなくても、化学変化で硬化します。その際、高温の熱が発生しますので気を付けましょう。
作品に合わせて配合量を調節する必要があるうえ、配合量を間違えると硬化しなかったり、かき混ぜ方が不十分だと硬化しなかったりするので、初心者の方にはちょっと難しいかもしれません。UV・LEDレジンに慣れてきたら挑戦してみましょう。
レジンを扱うときの注意点!
「面白そう!私もレジンやってみたいな♪」と思っているあなた!レジンはとっても楽しいですよ!
でも、レジンを扱うときは注意が必要です。
臭いに注意!
どのレジン液も、若干の臭いはするものですが、メーカーによっては臭いのキツイ物もあります。
やはり、お値段の安めのものは臭いがきキツイものが多い気がします。ひどいときは気持ちが悪くなってしまうこともありますので、換気を充分にし、念のためマスクをして業しましょう。
アレルギーに注意!
まれに、レジン液を触って赤く腫れて、かゆみを発症してしまう人がいます。なるべく手袋をし、素手では触らないようにしてください。
万が一触ってしまった場合はすぐにアルコール配合のウェットティッシュでふき取り(アルコールアレルギーの方は避けてください)石鹸でよく洗い流してください。水洗いでは落ちません。
目の痛みを感じる場合などは、すぐに使用を中止し、ひどい場合は眼科を受診してください。
あまりに体調の悪くなる方は残念ながらレジンアレルギーですので、今後の使用はやめましょう。
特に小さなお子さんに体験させる場合は、保護者の監督のもと、正しく扱ってくださいママーラの教室では、小学生以上からとさせていただいております。
安全に留意し正しくレジンを楽しみましょう!