前回までは、押し花を使ったレジンアクセサリーを作ってきました。
今回から挑戦するのは、プリザーブドフラワーを使って作る、立体的なレジンアクセサリーです。
平面的なものから立体的なものへ、さらにステップアップしていきましょう!
レジン液を着色したり型に流し込んだりするだけではなく、ドライフラワーやプリザーブドフラワーの形そのものを活かして形作る技法です。
この技法をマスターすれば、よりレジンの楽しさを感じられると思いますよ!
紫陽花のプリザーブドフラワーを選別・デザインを決める
まずは、今回使う花についてご紹介します。こちらの紫陽花のプリザーブドフラワーは、ネットで購入しました。
濃いブルーの紫陽花のプリザーブドフラワーです。
押し花と違って形は自然なままなので、形が悪いものや花びらが取れてしまっているものあり、全部の花をアクセサリーに使うのはちょっと無理です。
使えそうな花を選別しましょう。使える花を選んだら、そこからデザインを考えます。
今回は、花を2重にして、白いスターチスをさらに重ねたボリューム感のあるピアスを作りましょう!
紫陽花のアクセサリーはハンドメイドサイトやマルシェなどでも人気のアイテムですよね。
これから作り方の詳細を写真付きで説明していきますので、ぜひ、自分で作ってみてください!
花びらはデリケート!コーティングは慎重に
まずは、押し花の時と同様、今回使う紫陽花もコーティングしていきましょう。
プリザのお花も非常にデリケート。扱いは慎重にしましょう。最初は、選別ではじいたお花で、ちょっと練習してみるといいですね。
同時に、レジン液がしみ込みすぎて使えない、ということもあり得るので確認にもなります。
花は、茎の部分を3センチほど残しておくと、作業しやすくなります。
まずは、クリアファイルの上にレジン液を適量、下の写真のように出します。押し花の時と同じ要領です。
その上に、紫陽花を裏向きにして置き、筆や楊枝でレジン液をなじませます。茎の部分を指で押さえながらやると、うまくできると思います。
今回使う紫陽花の花びらは結構丈夫でしたので、筆を使っても大丈夫でした。
弱弱しい花びらだと、筆で塗った拍子にバラバラになってしまうこともあるので、お花の状態によって、筆を使ったり楊枝にしたり、調整してください。
手に持って、クルクル回しながら硬化させる
そして、表・裏ともにレジン液がなじんだのを確認し、茎の部分を持ってクルクル回しながら、ネイル用のUVライトを当てます。
このライトはセリアで購入しました。ピンポイントで使いたい時はとても便利です。(残念ながら令和6年6/28現在、廃盤商品だそうです・・・😢)
ない場合は、いつものライトで大丈夫ですが、同じくクルクル回しながら硬化させてください。
ここまでの手順を動画にまとめました
ここまでの基本の手順を、動画にまとめてみましたので、見てみてくださいね!
初めて動画編集したので、出来は?のところもありますが(汗)今後は動画もUPできるように頑張ります(≧▽≦)
キラキラ感の出るラメを取り入れてみましょう
レジン液に、ラメを混ぜて塗布すると、キラキラの花びらになります!
華やかな雰囲気がお好みの方は、ぜひラメ使ってみてください。
今回は、ちょっとだけラメを使ってみます。スターチスを中央に乗せるので今回は使わないのですが、
紫陽花だけで作るときは中央にパールやブリオンを飾ると素敵です。100均などを利用して探してみてください。
スターチスもコーティングにはTピンが活躍!
紫陽花の準備ができたら、今度は中央に乗せる予定のスターチスというお花もコーティングします。
このスターチスには茎がないので、ちょっとコーティングもしにくいですね・・・。
そんな時は、「Tピン」を使うのがおススメです。「Tピン」は、ビーズアクセサリーに使うパーツのことです。
このTピンを使って、スターチスに茎を作ってあげて固定すると、作業がしやすくなります。
レジン液をTピンにちょっとだけ付けます。付けすぎないように気を付けてください。
そして、スターチスを裏向きにし、レジン液を付けたTピンと花裏の中央部分を合わせ、ピンを真っすぐになるよう支えながらライトを照射します。
硬化させると、Tピンと花がくっついて安定します。これなら、コロコロ花が動き回ることなくコーティングできますね。
コーティングは、あまりベッタリとレジン液をつけないようにします。薄く、まんべんなくつけて、花の自然な風合いをあまり損なわないように気をつけましょう。
裏側までレジン液を塗布、硬化が終わったら、Tピンを花から外します。あまり力を入れなくても、ポロッと外れるはずです。
これで、スターチスの準備もO.Kですね。
紫陽花・スターチスを重ねてピアスの形に組み立てよう
次は、いよいよコーティングした花を重ねてアクセサリーの形にしていきましょう!
まず、紫陽花の花が4つ、準備できていると思います。
今回作るのはピアスなので、2枚重ねたものを2つ作るわけです。
重ね方は、みなさんはお花の形を見ながら決めてほしいのですが、今回のは、4枚の上に3枚のを乗せて2重にします。
重ねる時は、もう茎の部分は邪魔になるので切り落とすのですが、切ってしまうと持つところがなくなって作業がしにくくなります。
そこで、スターチスのコーティングの時同様、Tピンで足を作りましょう。
足を作ったら、Tピンを洗濯ばさみで挟み立たせておきます。
こうしておくと、2枚目を重ねやすくなりますね。
Tピンに立たせた花の中央にレジン液を塗り、2枚目をそっと置きます。
ちょっとプルプルしちゃうかもしれませんが、仮硬化でいいので頑張りましょう!その後、本硬化させます。
紫陽花がしっかりくっ付いたら、次はスターチスを重ねます。
スターチスも、グラグラ不安定な場合は押さえながら仮硬化後、本硬化させてください。
おそらくグラグラとして安定しないと思いますので、ピンセットで押さえながら、ピンポイントのライトで照射し硬化させてください。
もう1セットを同じように作ったら、いよいよ完成に近づいてきましたね!
花びらの隙間にもレジン液!頑丈にしてさらにツヤも!
ここまで来たら、もう完成間近!仕上げにかかりましょう!
重ねた直後は、まだ花同士がしっかり密着しているわけではないので、花と花の隙間にもレジン液を塗りこみ硬化させます。
狭いので、つまようなどを使って丁寧に作業してください。
同時に、紫陽花がさらにツヤツヤに・丈夫になるように、コーティングを重ねましょう。この際、レジン液にラメを混ぜるとキラキラ感が出ます。
ラメがなくてもそのままできれいなので、その辺りはお好みで・・・。
今回は、ラメを混ぜることにします。選んだのは、水色のラメです。表側、裏側も、あまり厚ぼったくならないように均一に塗りましょう。
ただし、スターチスはそのままの風合いが素敵なので、ラメ付きのレジン液は塗らないようにします。
塗り終わったら、しっかり硬化させてください。
1ペア、できましたね!次は最終段階、ピアスパーツの取り付けです。
ピアスの金具は接着剤で付けるのが基本!
さあ、最後はピアスの金具を付けて仕上げです!
まずはTピンから紫陽花をやさしく外してください。
今回のピアス金具は、ゴールドの平皿タイプ。平皿のてっぺんに接着剤をぬり、紫陽花の裏側に接着させます。
半日ほどそのままにしておき、しっかりくっ付くのを待ちましょう。
半日ほどたって接着剤が乾いたら、平皿の根本部分と花裏部分がより密着するようにレジン液を塗り、硬化させてください。
完成したら、台紙に付けて写真を撮ってみて!
完成しました!いかがでしょうか?
台紙に付けたり着画用のフォトキットを使ったりすると、「作品」が「商品」に見えてテンション上がっちゃいませんか?(≧▽≦)
ピアスパーツを工夫して、ビーズを合わせるとさらに素敵ですね!
ピアスパーツは、マルカンがついているものや、平皿ではなくおわん型になっていたり、大きめのパーツを付けるための大きな平皿のタイプなど、
いろいろあります。作りたい作品に合わせてパーツを工夫したり、ビーズを付けたりしてみてください。
ビーズアクセサリーも組み合わせることで、作品のデザインも無限に広がります!ビーズだけではなく、メタルチャームやリボンチャームなども、いろいろあります。
100円ショップやネットショップで、好みのものを探してみるのも楽しいですよ。ぜひ、自分の作品と組み合わせてくださいね!(^_-)-☆
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