レジンの基本1ミール皿技法

レジンアクセサリー初心者の登竜門、ミール皿技法。

この技法は簡単なのですが、レジン液の取り扱いに慣れるには一番適している技法です。

まずは一番簡単なミール皿で、レジンの楽しさを感じてほしいと思います。

いろいろなミール皿があるので見てみましょう!

ミール皿は写真のように、いろいろなタイプがありますね!

シンプルな円いデザインや、デコラティブな感じ、大きいもの、小さいものetc・・・。

ゴールド、シルバー、金古美、色もいろいろあります。

ミール皿技法はレジンの基本中の基本で、初心者のかたでも短時間で完成させることができるので、ワークショップでも体験できる機会も多いですね。

でも、意外と、きれいに仕上げるためのコツ・ポイントも多いです!

それを踏まえて、作っていきましょう!

下地を塗らないと残念な仕上がりになります!

今回作る作品は、レジン液を使う前にミール皿の下処理を行います。

ミール皿に、白い下地絵具を塗るのです。「え、何で?」と思うかもしれませんが、下の写真をご覧ください。

右は、そのまま着色レジンを入れたもの。左は、下地を塗ってから入れたもの。

両方同じ着色レジンを入れたのに、全然見え方が違いますよね。

そのままの方は、金属が反射してしまい、色が見えづらくなってしまっているのです。

下地を塗った方は、反射もなくきれいに色が見えています。どちらがいいかは、一目瞭然ですよね。

下地材に使ったのは、「KIYOHARA」というメーカーさんの、「DecoPodge Gesso白色下地材」です。

原材料は「アクリル合成樹脂・顔料・水」とあるので、アクリル絵でも代用できるかな?

一度にたっぷり塗るより、2回程度にわけて丁寧に塗るときれいになります。

隅の方は、細目の筆で慎重に塗ってください。

乾いたら、ミール皿の準備はOK!

着色レジン液を作る

次は着色レジン液を作りましょう。

レジン液・着色料、ミール皿はダイソー、その他封入物はセリアの物を使ってみます!

 

ダイソーにはこの2種類のクリアレジンが売られていましたが、今回使うのは速乾タイプです。

レジン液をパレットかクリアファイルに出しましょう。

今回使う着色料はブルーです。こちらの着色料は、「速乾UVレジン液専用」

とありますので、必ず速乾タイプのレジン液に混ぜてください。

使いはじめは穴をあけます。あまり大きくあけるとドバドバ出てきてしまうので注意してください。針であけるか、ハサミで慎重に・・・。

着色料は入れすぎるとレジン液が固まりにくくなるので、入れすぎないようにします。1,2滴で様子を見ましょう。

     

混ぜる時は、ダイソーの「マルチステック」が便利です。楊枝でもいいのですが、先が細いので何度もぐるぐる混ぜないといけません。

そうすると、余計な気泡がたくさん入ってしまうので厄介です。マルチステックは先端が幅広い板状なので、そこまでぐるぐるしなくても混ざってくれます。

でもやはり、マルチステックで混ぜても気泡は入ってしまいます。この気泡が本当に、レジンの敵なのです。

きれいにできたかと思いきや、大きな気泡ができていたら、がっかりです。修正する方法もありますが、やはり、入らないほうがいいですよね。

エンボスヒーターで気泡を撃退!

そこで活躍するのが、「エンボスヒーター」です。

ママーラは、レジン初心者時代はドライヤーで代用していましたが、やはりエンボスヒーターが便利です!

最初はドライヤーでもいいので、レジン液に温風をあてて、温めてみてください。粘度がゆるみ、扱いやすくなり、大きな気泡なら消えてくれます。

ただドライヤーだと、風量が大きいので、パレットやクリアファイルが吹っ飛んだり、風が起こるとゴミやほこりも舞いやすいし、細かい気泡や泡はエンボスヒーターじゃないと消えないかも・・・。

ちょっとお値段が張りますが、エンボスヒーターのご購入もご検討ください!

さあ、レジン液の準備はととのいましたね!

次はいよいよ、ミール皿にレジン液を入れていきましょう!

ミール皿の下準備ができたら、いよいよ次は着色したレジン液を入れていきましょう!

ここまでで、意外と準備することが多いなあ…と思ったかもしれません。

でも、その下準備がきれいな作品作りに大切なんですよ。

では、ミール皿技法を続けましょう!

レジン液をミール皿に入れる

ミール皿やから枠は小さいものが多いので、そのままだと作業がしづらいです。

そんな時は、マスキングテープをペタペタ面が表になるようにクルッとさせてミール皿を張り付け、さらにそれをクリアファイルやペーパーパレットに貼って固定すると、安定して作業できます。

シリコン製のマットなどを利用してもいいですね。

さあ、その1で作ったレジン液を、いよいよミール皿に入れていきましょう!

下地を塗ってあるので、青い色がそのままきれいに見えていますね。

セリアのネイル用クラッシュホロも混ぜ込んでキラキラとした海の水を表現しています。

まんべんなくレジン液を伸ばしたら、気泡を確認!もし気泡を見つけたらつまようじなど、先のとがったもので潰すか、気泡をすくい上げるようにして取り除いてください。

UV・LEDライトで硬化

ここで一旦、UV・LEDライトを照射して、硬化させます。

こちらがダイソーで購入したUV・LEDライトです。お値段は300円!

このお値段なら、太陽光で頑張らなくても買えますよね!

次は、人魚と魚、バブルのネイルシールを張り付けます。

ネイルシールを貼る(封入)

 

人魚やバブルのネイルシールを張り付けます。この作業を「封入」と呼びます。

シールのほかに、パールやブリオン、ラインストーンをよく使います。

今回のシールは銀色ホログラムなので、キラキラしていてきれいですね!

この後、一度レジン液を全体に流して硬化させます。

何層かに分けてレジン液を硬化させてから封入物を入れ込むことで、奥行を感じられる作品になります。

次に、海藻と貝がらのシールを貼り、またレン液を流して硬化させましょう。

最期にコーティング!

最期に、またレジン液を流し、ぷっくりをコーティングしたら完成です!

     

作品に仕上げる!

こちらの作品は、ネックレスに仕上げてみました。

 

100均商品だけでも、ここまできれいにかわいくできました!

以上、基本中の基本、ミール皿技法のご紹介でした。

次は、から枠技法です。ミール皿とはまた違った魅力のある空枠!

ぜひチャレンジしてみてくださいね!(*^▽^*)

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