ドライフラワーを使ったレジンのコツ!

レジンアクセサリー作りで皆さんが「ぜひやってみたい!」と熱望されるのが、ドライフラワーを使った作品です。

minneやCreema、ラクマなど、ハンドメイド販売サイトでもとても人気ですよね!

ピアス・イヤリング、バレッタやヘアゴム、指輪やキーホルダーなどなど・・・。

透明感のあるレジン液の中に閉じ込められたドライフラワーは、独特のツヤや煌めきで「映え」ますよね(´∀`*)ウフフ

ママーラも紫陽花のプリザーブドフラワーを使ったアクセサリーのワークショップを開催したことがありますが、満員御礼でした!

初心者さんにはなかなか難しいのですが、ぜひママーラのサイトで作り方をマスターしてほしいです!

リスクもあるけど・・・ドライフラワー入手はネットがおススメ

ドライフラワーの入手は、手芸店かネット販売を利用しましょう。

手芸店にも置いてあるところもありますが、数が少ない場合が多いです。でも直接目で見て購入できるのはメリットですね。

楽天やAmazonで、「レジン ドライフラワー」などと検索すると、たくさんの商品がヒットします。

ただ、ネットなので、現物を見られるわけではないのがネックです・・・。

実際購入してみたら、写真の見た目とは全然違うものが届いたこともあり、その後も何度も失敗しました(涙)

でも、その中で信頼できるお店を見つけることも重要です!ママーラも、今では決まったお店で買うようになりました。

下の写真は「プリンセススタイル」さんで購入したドライフラワーセットです。色もきれいで質もよかったです♪写真の右下は、オマケでいただいたものです(ありがとうございます♡😍)

最初は押し花タイプから始めましょう

ドライフラワー・プリザーブドフラワーは、そのままの形のものや、押し花になっているものがあります。

最初は、「レジンの基本1」でご紹介したミール皿技法で使える押し花タイプから始めましょう。平べったいので、立体的なお花よりは扱いが容易です。

押し花で使いやすいのは、コデマリやレースフラワーですね。紫陽花も、花弁が平べったいものであれば使えます。カスミソウも、押し花になっているものがありますね。

ちょっと大きめですがバンジー・ビオラ、ガーベラなどもあります。こちらは大きい作品、例えばスマホケースやピルケースなどでよく用いられます。

あとはアクセントに蝶のホログラムやネイルシールや小さいパールやブリオン、ラメなどがあれば良いと思います。

ミール皿選びと下地処理

まずは使うミール皿を決めます。押し花が平べったいといっても、ミール皿に入れてさらにレジン液を入れるので、ある程度の深さが必要です。それにパールやブリオンを入れたい場合は、深さが足りないと封入が難しくなってしまいます。

また、「レジンの基本1その①」で解説した「下地」を塗っておくのがおススメです。

この場合は白でなくてもいいので、デザインを考慮して、お好みのカラーレジン液やクラッシュシェルを使って下地を作っておきましょう。

いきなりレジン液にドボンしないで!

ミール皿を決めたら、次に押し花を選びましょう。

どの押し花を使ってどんなデザインにするか・・・。あれこれ悩んでいるうちに押し花を触りすぎて壊してしまわないように気を付けてください。

さあ、ミール皿の下地を作り、いよいよレジン液と押し花をミール皿に入れて・・・て、ちょっと待って!

押し花やドライフラワーをいきなりレジン液に入れるのは絶対NG!なぜなら、

1.花弁にレジン液が染み込んでまだら模様になり汚くなる

2.花弁とレジン液が弾きあい、花弁の上に空気の層ができることがある

3.気泡だらけになる

4.レジン液の中で動かしているうちに花びらが取れる、破ける

主にこの4つのガッカリな結果になってしまうからです。

特に1は、薄い押し花や薄い花びらのドライフラワーは気を付ける必要があり、どんなに素敵なお花でも、これじゃレジンアクセサリーには使えない・・・(´;ω;`)ということもあります。

2についても、花びらの特性上どうしてもレジン液をはじいてしまうので、この場合もレジンアクセサリーには不向きということです。

せっかく選んだお花が使えなかったら、ガッカリですよね。

3については、花びらや茎・葉の隙間にある空気が、硬化熱によって外に押し出され、気泡が現れるのです。

硬化前には気泡が見えなくても、硬化後にポッカリできていると本当に悲しいものです・・・。

4は、レイアウトを決めてレジン液の中で花たちを配置しようと、チョコチョコと動かしているうちに、花びらがバラバラになったり破けてしまいます。もちろん、時間がかかればレジン液がしみ込んで汚らしくなります。

ドライフラワーは、まずはコーティング!!

薄いドライフラワーは特に、上記4つのガッカリポイントに陥りやすいので、それを防ぐために行う工程が、「コーティング」です。

レジンの中に入れる前に、先に花びらをコーティングしておけば、大体はガッカリを減らすことができます。

レジン液がしみ込んじゃった・・・

レジン液を弾いちゃう!

このガッカリも、作品作りの最初に気が付けば、別の花材に変更したりデザインを見直したりすることができますね。

薄い花びらのコーティングは、素早く!いじくりまわさない!

コーティングすればいい、とは言っても、それにもコツがあります。

レジンのコーティング、と言えば、刷毛を使ってやる場合が多いですが、薄い押し花のコーティングには、あまり使わないほうがいいと思います。

ママーラは基本、あまり花びらに触らないようにコーティングしています。

やり方は、以下の通り!

まずは、カットしたクリアファイルを用意します。

次に、コーティングしたいお花と同じ大きさぐらいにレジン液を出します。

こちらのお花はコデマリです。レジン液は広げず、ぷっくりと出すのがポイントです。

次は、レジン液の上にそっとお花を置き、楊枝などで優しくレジンの中に沈めます。

くれぐれも、楊枝の先で突いたりしないでくださいね!楊枝は寝かせて使うのがコツです。

楊枝で優しくレジン液の中に沈めて、楊枝を寝かせてコロコロと転がすようにして花びらをレジン液になじませると、細かい気泡が出てきます。

その気泡はできるだけ除去しますが、あまりこだわりすぎると花びらにうっかり傷をつけてしまったり、

時間がかかりすぎて花びらにレジン液がしみ込んできてしまったりするので気を付けましょう。

なるべく素早く、時間をかけずに作業してください。

そして、UV・LEDライトで硬化させます。

また、レースフラワーのコーティングには、クリアファイルでサンドする方法もあります。

  

コデマリの時と同じ要領でレジン液になじませたら、上からクリアファイルを乗せて軽く押します。

レースフラワーは花びらがとても細かいので、細部にまでレジン液がいきわたるようにするには、このサンドイッチ方式が良いと思います。

この後はUV・LEDライトで硬化するのですが、表と裏、両方を照射してくださいね。

しっかり硬化させると、クリアファイルからペリッと剥がすことができます。

  

なんだかラミネートされたみたいになっていますね!

あとは、余分なところをハサミでカットしたら、お花のコーティングの完成です!

  

使いたいお花を全てコーティングしたら、次はミール皿とレジンで作品作りに取り掛かりましょう!

使用する押し花を全てコーティング、ミール皿の下準備

お花の準備が整いましたね!「この組み合わせで作品にしよう!」と使うお花を決めて、全部をコーティングしました。

全てコーティングしているので、破れたりシミができたりしないので安心して作業できます!

今回のミール皿は、アンティーク風でちょっと素敵な懐中時計型のものを使います。

下地には、緑とホワイトのクラッシュシェルを敷き詰めました。

 

お花の隙間からちょっとだけ見えるシェルのキラキラが素敵かな?と思い、クラッシュシェルを取り入れました。

クラッシュシェルとレジン液を合わせると、細かいシュワシュワとした気泡が出てくるので、エンボスヒーターを当てるか、しばらく放置して気泡が消えるのを待ってください。

気泡が消えたら、UV・LEDライトで硬化します。

焦らず、段取り良く!

次は、いよいよレジン液とお花を!・・・と、その前に!まだやることが!(笑)

レジン液を入れる前に、ミール皿の中のお花の配置を決め、写真を撮っておきましょう。

あらかじめ配置を決めておけば、レジン液の中でお花たちがひっちゃかめっちゃかになることもないですし、スマホで撮れば手元に置いて、確認しながら作業ができます。

写真をとったら、一度お花をミール皿から出してください。

やっとここまで来た!ミール皿の中でお花を硬化!

やっと下準備が終わりました!レジン液を適量ミール皿の中に入れましょう!

あまり入れすぎると、お花を入れたときにレジン液があふれてしまうので気を付けてください。

※白い紫陽花には、あらかじめ金色のブリオンを中央に付けてあります。

ミール皿の中でお花を写真通りに配置できたら、硬化させる前にレジン液とお花を密着させ、お花の裏に気泡がないか、よーく確認してください!

ここで確認をしないと、後から急に気泡が出てきたりすることがあるので要注意です!

無事に1回目が硬化できたら、ここからは何回かに分けて、レジン液を入れて硬化させていきましょう。

奥行感を出す封入物の入れ方

今回はアクセントになる蝶々の極薄メタルパーツを入れたいので、途中で封入していきます。こちらはネイルパーツのゴールドの蝶々です。

蝶々を入れる場所を決めたら、そこに少しレジン液を出して一度硬化させます。

そしてまた同じ場所にレジン液を少し出して、そこに蝶々を封入する形で硬化させて下さい。ポッコリお山ができる感じです。

こうすることで、蝶々が浮いているような奥行を感じる作品に見えます。

あとは、限界ギリギリの「ぷっくり」を目指してください!

レジンの魅力「ぷっくり」を目指す!

レジンの魅力を引き立たせるには、「ぷっくり」させるのが秘訣です。

みずみずしく、美味しそうと思わせるぐらいの艶が、美しいレジン作品となるのです。

今回は、その「ぷっくり」をの美しさを作り出せるよう、頑張りましょう!

コツは、何回にも分けてレジン液を「盛って」硬化させていくことです。

最低でも3回は硬化させて、レジン液を「盛る」ことで、ぷっくりしてきます。

ここでも重要になってくるのが、「気泡」と「ゴミ」です。

気泡はもちろんNG、ゴミやほこりがあるまま硬化させると、ポツッとした穴ができることがあります。

表面ツルツルじゃないときれいではないので、気泡やゴミは必ず除去して、確認してから硬化させてください。

あとは、レジン液が崩壊して縁に漏れる寸前ギリギリまで硬化を繰り返せば完成!

上の写真を見ると、ミール皿の縁から、ぷっくりレジン液が盛り上がっているのがお分かりいただけるでしょうか?

このくらいぷっくりできれば合格です!

レジン液が崩壊しそうなのをギリギリ回避しながら慎重に・・・、を繰り返しながらここまできました。

この「盛り」の工程でのコツは、楊枝などをあまり使わずにミール皿を回転させながらレジン液を流すようにして広げていくことです。

液体の表面張力をうまく利用しながらゆっくり、ぐるーりとミール皿を回していくと、自然にレジン液が広がっていくので、焦らず、落ち着いて集中しましょう。

楊枝は、縁ギリギリのところまでレジン液が来ているか確認して、ちょっと足りていないかな、というときや、ゴミ・気泡を見つけたときに使ってください。

完成しました!

ぷっくり盛ったレジン液がつややかで、カラフルなドライフラワーが華やかなすてきな懐中時計風チャームです!

キーホルダーにしても、ネックレスにしてもいいですね♡

次回は、立体的なドライフラワーの扱いかたについてレクチャーしていきますのでお楽しみに!(^_-)-☆

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